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ちょっと固いですが映画にまつわる技術的なお話を少々
[映画]
「ハリー・ポッター」の映画では、様々な視覚効果がほどこされています。
こうした技術を昔ながらのフィルムベースの制作プロセスに取り入れるには、実際に撮影するスタッフと特殊効果を担当するスタッフが密に連絡を取り、2つのチームが同じ情報を持っていなければなりません。
そのために、その日撮影したフィルムをデジタル化して、高速な衛星ネットワークで送るシステムが使われました。
これにより、世界のあちこちにいるスタッフが撮影された映像を見て、視覚効果を施しました。
このシステムは、IBMとそのパートナーのNeTune Communicationsが設置・管理にあたった衛星技術によるものです。
かつては1日に撮影されたフィルムは飛行機でスタジオまで運ばれ、複製施設でコピーされ,幹部やスタッフ、遠方の製造施設の人々に届けられていたが、新しいシステムでは、撮影後すぐに、コンピュータでその日に撮された映像を見ることができます。そのため、スタジオにいるスタッフは,現場の動きをもっと良く感じ取ることができるそうです。
「ハリー・ポッター」の映画の撮影は英国、一方、デジタル処理のシステムとその技術者は英国にいるとは限らない、しかも撮影期間は限られている、という中で、きっとこのシステムは活躍したのでしょうね。
[DVD]
(2002年)5月に発売された映画「〜賢者の石」のDVDの特典ディスクでは、『インタラクティブ音声操作』のできる DVD-ROMコンテンツが含まれています。
これは、パソコン上でマイクから音声でコマンドを入力して、関連の追加コンテンツを楽しむことができるというものです。
音声コマンドは、英語、米語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語の6ヵ国語に対応していて、
音声認識技術の米ワンボイス・テクノロジーズの技術を採用しているそうです。
この音声認識技術は、自然な話し言葉を理解するヒューマン・インタフェースとして高い評価を得ていて、既にウエブ・ポータル、テレマティックス、インターネット・アプライアンス用インタフェースなどに利用されています。