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ロンドン発のニュース、競売会社サザビーズが明らかにした2002.11/20ところによると、「ハリー・ポッター」シリーズの第5弾「Harry Potter and the Order of the Phoenix」を執筆中の原作者J. K. ローリングさんが、5作目の内容についてのヒントを書いたカードを、チャリティ・オークションにかけることになりました。
ローリングさんが書いたサイン付きのカードには、ランダムに93個の単語が並んでいるそうです。その一部は、以下の通り。
38章 | Thirty-eight chapters |
変わるかも | might change |
一番長い巻 | longest volume |
ロン | Ron |
ほうき | broom |
クビになる | sacked |
屋敷しもべ妖精 | house-elf |
新しい先生 | new teacher |
死ぬ | dies |
ごめんなさい | sorry |
これを見るといろいろ考えてしまいますよね。
全部で「38章」というのは、先日の「〜秘密の部屋」ワールドプレミアの時に明かされた通りで、1つの章の長短は多少はあるかもしれませんが、これまでで「一番長い巻」です。
それとも 6,7作目はこれほど長くならない、ということまで暗示しているのでしょうか。
でも、5作目についても、4作目ほど長くならない、という話も以前ありましたから、先のことについてはどこまで信じて良いのやら…
「変わるかも」しれないということは、変わらないかもしれないということでもあり、はてさていったいなんのことでしょう??
「ロン」も「ほうき」もそれは当然、出てくるでしょう、という登場人物と重要小道具ですが、今回キーになるのでしょうか。
1作目のチェス以降、パッとした活躍がないロンには、ぜひとも大活躍して欲しいものですし、ホグワーツのクィディッチも復活しますよね、きっと。
『闇の魔術に対する防衛術』の先生は「新しい先生」になりますよね。
前任の先生は4作目の時点でクビになっている、と言えますから、年度途中で誰かが「クビになる」…というか先生が交替するのでしょうか。
「屋敷しもべ妖精」は、またまた何かやらかしてくれそうですね。
やらかす、というと言葉は悪いですが…。
そして、予告通りだれかがまた「死ぬ」のでしょう…重たいです。
「ごめんなさい」というのは誰かが改心するのでしょうか。
こんな生殺し状態でなく早く読みたいですね。
オークションは12月12日から始まり、サザビーズは落札価格が6000ポンド(約110〜120万円)以上に達すると見ています。 売り上げは、発展途上国に本を提供する慈善団体「ブック・エイド・インターナショナル」の活動に寄付されるそうです。 サザビーズの児童書担当エリントンさん曰く「非常に珍しい品で、その希少価値は何年も長続きするはず」とのことですが、私が思うに、5作目が発売されてしまうと価値は下がるような気がするのですが…。 だって、今は咽から手が出る程、その 93 の単語が知りたいですけど、完成品を読んでしまった後は…ね。 もちろんローリングさんのサイン入りという意味で価値は残ると思いますが、値段のつかないものに、値段をつける、というチャリティとしての常套手段ですね。
追記2002.12/13
そして、気になるオークションの結果ですが、ロイターやCNNを通じて12月12日(日本時間13日)に報道されたところによると、電話で参加した米国の個人のコレクターさんが落札したそうです。
落札価格は、2万8680ポンド (約45231ドル、日本円では555万円)。
ふ〜、ため息が出てしまうような価格ですね。
これは、予想額の約5倍から6倍という数字です。
ハリー・ポッターのファン・サイトの中でおそらく最大と思われるwww.the-leaky-cauldron.org さんでは、このヒントを落札するため、会社を設立してまでファンからの寄付をつのっていました。が、入札額1万5000ポンド ($23,656) で遠く及ばず…。
www.the-leaky-cauldron.org さんで落札した場合、このヒントをサイト上で公開することになっていただけに残念です。
www.the-leaky-cauldron.org さんで集めた金額も、ブックエイド・インターナショナルに寄贈されます。