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前の章の緊迫、切迫した雰囲気から一転。前半は学園生活編って感じ。別れただのくっつくだの…。ケイティが戻ってきて気になるのは最後のクィディッチ戦。そしてもう一つ気になるドラコの動向。ほんと忙しいですね、ハリーは。
ドラコを追って意図せずドラコをやっつけてしまったハリー。そしてなぜそこにマートルが…。プリンス君のテキストに書いてあった呪文はいったい…。そしてスネイプ登場。ハリー、ピンチ。何が何でも例のテキストだけは見つかるまいと必死なハリー。どきどきしましたね。退学になっても不思議はないところを学期末までの毎週の罰ですみます。でもクィディッチの試合には出られないし、ハリー不在の試合でグリフィンドールは勝ってしまうし、ハリーは面白くないですよね。
ところで、スネイプの罰、過去の処罰記録の書き写しですが、これがひょっとして何かのヒントになるのでしょうか。
Fri, Aug 5, 2005
まったくほんとににイイところで章を切っちゃうんだから…ということで、Slughorn が隠していた記憶のナゾに迫ります。セキュリティの為とかなんとかいって真夜中に寮へのパスワードが変わってしまうのは何がなんだか、ですが、それもダンブルドアの部屋へ行くための誘導なんでしょう。相変わらずハリーには甘いダンブルドアです。 …っていうかヴォルデモートをやっつけるにはハリーが必要なわけで、なかなか一生徒として扱えない面もあるのは仕方のないこと。
ヴォルデモートが瀕死に陥りながらも生き延びた理由、そして、若い自分を日記に閉じ込めることができた理由が明らかになりました。魂の分離分割…。 2巻で若い自分を日記に閉じ込めた、というのは、読者の立場からすれば、魔法使いってそういうこともできるんだ…くらいの感覚なんですが、どうやらかなり高度、ある意味、禁じ手なことのようで…。そして瀕死に陥りながら生き延び復活。魔法使いとしてもかなりイレギュラーで普通でないこと、というのは察しがつくのですが、その辺の秘密が明かされました。
で、衝撃の事実が!ヴォルデモートが分離分割して保存していた魂(って言っていいのかな?)のうち、日記に封じたものは既にハリーが止めをさしています。別の一つをいつの間にかダンブルドアが…(傷はそういうことだったのね)。全部で7つあるであろう魂の残りを見つけて止めをさしていかなければならないという話。ホグワーツの創始者の遺した品も大いに関わってきて、きっとこれは7巻までかかるのでしょうね。
ハリーも思い切ったことをしますね。そうでもなければ話は進まないのだけれども。アラゴグの埋葬に行く、と言い出した時にはどういう展開になるのかハラハラしましたが、結局ハリーの狙い通り。う〜む、すごい魔法薬です。
呪文を口に出さないで魔法をかける訓練、というのもこんなところで役にたつというか、出てきました。やっぱり詳細な描写がある授業内容はある意味、伏線。
そしていよいよ Slughorn の記憶に迫るのは次章?しかし、この魔法使いの記憶の表現は上手いですよね。これが普通の人間だったら、誰かが語る、という手法を取らなければならないところを、あたかもその場にいたかのような描写ができる、文を作っていくうえでも語りのみで単調にならないですみます。
でたぁ〜 Room of Requirement 必要の部屋!マートルは突然出てくるし、トンクスは突然現れるし、ハーマイオニーはロンにやたら(?)優しいし…。それにしても、ラベンダーが現れた途端スーッと消えてしまったハーマイオニーには笑えました。話がいろいろ広がっているわりには何も解決していない、というかプリンス君の謎解きもぜんぜん進んでいませんよね。マートルが出てくる辺り、2巻との関連性を感じさせますが、マートルもプリンス君も50年くらい前にホグワーツの生徒。きっと何か関係あるのでしょう。
それにしてもドラコ、ハリーの一枚上手をとった辺りから何やら成長を感じさせましたが、いろいろと企んでいるようです。 3巻くらいのドラコの悪戯は幼稚すぎましたが、ドラコだってもう6年生。いつまでもハリーに一歩先を取られているほど愚かではないですよね。クラッブやゴイルと違ってそれなりに賢そうなヤツだし。 “ダーク”サイド(笑)って部分は問題ですが。
ハリーもロンも無事退院。ハーマイオニーとロンも仲直りして仲良し三人組に戻ったのが、ラベンダーには面白くない様子。
そして、ダンブルドアの個人レッスン。今回は卒業後のリドルの足跡を追います。ボージン・アンド・バークスに勤めたなんて、驚き。自ら「Lord(卿)」を名乗る人間が、客商売ですか…。まぁそれ以外どこで働くかというと、そこしかなかったんだろうなぁと納得はできますが。
そしてやってくれました!店員という立場を最大限に利用しましたね。その後、しゃあしゃあとホグワーツに現れたのがまた大胆不敵というか。