忍者ブログ
「ポッタリアン情報局」分室。 今後はこちらを中心に更新していきます。 原書購読奮闘記のログ、コメント、その他のコンテンツも順次こちらに移行する予定です。 各記事にコメントをつけられますので、ぜひ、どうぞ。 お待ちしております。
[42]  [43]  [44]  [45]  [46]  [47]  [48]  [49]  [50]  [51]  [52
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


日本での発売日は、2002年10月23日。
発売1ヶ月前の9月には、予約注文が200万セットに達した、と各種メディアで報じられました。
最終的には、初版部数として230万部を発行しました。
この数字は、漫画以外の一般書籍の初版部数としては、同じシリーズの「アズカバンの囚人」が記録した80万部を抜く最高記録となりました。

ちなみに漫画では「ONE PIECE(ワンピース)」(集英社)の単行本(コミックス)第24巻(2002年7月発売)が初版252万部、25巻(2002年9月発売)が初版254万部を記録しています。



この数字ですが、書店からの注文が200万部を越えたということであって、200万人以上の人があらかじめ書店に予約した、というわけではありません。
CDやDVDは特典をエサに予約を受け付けるケースが多いですが、本は予約という習慣があまりないように思います。
さらに予約特典のおまけ付き。
予約を受け付けた分を確実に発売日に書店に届けるために、「〜炎のゴブレット」は買切という方法が取られました。
小売の書店から返品できないということです。
本の場合、多くは委託という形で小売の書店に卸されます。
委託販売だと返品することが可能なのですが、返品のリスクを避けるために、取次側で書店に卸す部数を変更することがあるようです。
小売店にとっては、返品可能ならば、売り切れるより余るくらいの方が都合が良いのですが、だからといって、多めに発注して後で返品されても…ということです。
買切にすれば、発注した分だけ確実に入荷、ということで歓迎される一方、
委託の場合と同じ掛け率だったので不満の声が挙がっているようです。
(…というのは本屋さんの事情ですが…)


発行元の静山社さんは発売日が守られるよう、書店と協定を結んで同日午前5時以降に販売するよう求めていました。
「全国一早い」午前5時から発売したのは、東京都八王子市のJR八王子駅前の「くまざわ書店」さん。
その他、大手書店でも、通勤通学前に手に入れたいというファンに向け、営業時間を早めて販売するところがありました。
静山社社長で翻訳者でもある松岡佑子さんは、魔法使いの帽子とマント姿で都内のいくつかの書店を来店し、営業サービスに一役かったそうです。


早朝販売のアイデアを出したのは、知る人ぞ知る井狩春男さん。
人を集め、発売日に書店に行列をつくらせ、テレビを呼んでニュースにすれば、そのニュースを見て新たな読者をつかめるのではないかと、狙ったそう。
御自身のサイトでは行列ができず、失敗とおっしゃっていますが、ニュースになったのは確かで新しい読者を掴めたかどうかはわかりませんが、話題は呼びました。


でも「早朝」というのは、明らかに大人(つまり出勤前の会社員など)を狙っている感じがしますね。


この週のベストセラーの1位はもちろん、「〜炎のゴブレット」。
相乗効果か、既刊のホグワーツ校指定教科書の「幻の動物とその生息地」「クィディッチ今昔(いまむかし)」(紀伊国屋Bookweb)や「〜賢者の石」「〜秘密の部屋」「〜アズカバンの囚人」が再びチャート入りしているランキングもあるようです。
ホグワーツ校指定教科書が売れるのはなんとなくわかるのですが、既に読者を獲得していると思われる前3作がチャートに返り咲くのは不思議な気もします。
「〜賢者の石」あたりは図書館で借りて読んで持っていない、という人も多いような気がしますが、このタイミングで売れる、ということは、やはり早朝販売のニュースが一役買っているように思えてなりません。


その後の報道によると、この記録的なセールスの影響は他の書籍にも及んでいるようです。
映画の公開も控え、書店はどこも「ハリー・ポッター」コーナーを作る程の盛況ぶり。
「この時期に新刊を出しても、書店に並べてもらえない」と、新刊書の刊行を見送る出版社もあるそうです。それもごもっとも。
ボリュームを考えれば、上下セットで3800円というのはやむを得ないのかもしれませんが(それでも発行部数の少ない専門書ならともかく売れるとわかっているのだから安くして欲しいものですが…)、これを買ってしまったらなかなか他の本には手が出なくなります。
もちろん、読むのにも忙しい(笑)。


短期的には、他の書籍にとっては頭痛のタネの「ハリー・ポッター」シリーズなのかもしれません。


さて売行きの方ですが、11月13日配本分で5刷300万部を超えるそうです。

PR

来週、11月11日に「ハリー・ポッターと秘密の部屋」のジャパンプレミア、つまり 試写会が行われる。場所は武道館。 先月は、雑誌など各種メディアで、試写会ご招待プレゼントの募集が行われていた。 プレミアに行きたいのか、どっちでもいいのか、自分でもよくわかっていないまま(笑) たくさん葉書を書いて応募した。 しかし、何十枚も手書きするっていうのは疲れます… 未使用の葉書があると思っていたら、それほど残っていなかった。 そこで、金券ショップでわざわざ葉書を買って来たりもした。 金券ショップで買う、というところが妙にせこい(苦笑)。 ようするに中途半端な気の入れよう、ということだ。

行きたい気持、というのは、それは当然少しでも早く映画を観てみたい、この一言に 尽きる。他人があーだこーだ言い出す前に観たいだけだ。

どっちでもいいというのは、武道館で観て楽しいか?ということである。 音響も最悪に違いない。 そんな場所で観るということは、映画の完成形でなく中途半端な形で観る、と いうことにならないか?そんな状況で、本当に映画を楽しめるのか? どうせ前売券も買ってあるのだから、映画館で観た方が良くないか? 音響はともかく、せめて映像だけでもまともな状況で観られるかというと…、 武道館で特等席に座れるとはとても思えない。 さらに、プレミアは平日だ。スケジューリングが厳しい。 そんなわけで行けなかったら行けなくてもいいや…という気持ちもかなりある。

それにオイウチをかけるように、東京国際映画祭の最終日(11月4日)の スニークプレビューで、「〜秘密の部屋」が上映された、というニュースが 入って来た。 …なんだ、それなりの場所(つまり武道館じゃなくて映画館で)で既に観た人が いるのね…。 だんだん、急いで観なくてもいいような気になってくる。 観た人がいるわりには、意外と「あーだこーだ」という前評判があまり 聞こえてこないのは、幸いか。

もっと言えば、世界的な話では先月末にすでにマスコミ向けの上映会がロンドンで 行われているようだし (日本のマスコミ向けは今日みたいですが…)、 ワールドプレミアは11月3日に既に終っている。

もう一つ、ジャパンプレミアに合わせて、キャストがプロモのため来日しないか、と 期待されていた。 以前はそんなことは滅多になかったように思うのだが、今や、 ハリウッドスターが映画のプロモのため来日することは珍しくない。 さらに、「〜賢者の石」に関して、日本は世界で2番目の興収成績を上げている。 つまり日本はとっても大事なお客さんなわけだ。 当然プロモにも力が入る。 そんなことから、実現したのが、今年最初の衛星記者会見だ。 撮影スケジュールの都合で来日するほどの時間が取れなかったためだ。 しかし、今度は、次作のクラインクインまで多少間がある。 期待できないことはない。 とはいえ、私はキャストの来日に関してはあまり期待していなかった。 そんな暇があったら子供としてのの生活を楽しみなさい、って感じ。

そこで、入って来たもう一つのニュース。 なんと、12月に来日するというのだ。12月という理由は、クリスマス休暇を利用するため。 日本側でも、年末年始の興行成績を上げるための宣伝としては、 決して悪くない時期だ。 これで、ジャパンプレミアに来日、という線は消えた。 しかしまぁ、来日したら来日したで、12月といえども大変だろうなぁ。 誰が、どう大変なのかは敢えて語りませんが。

現在、本屋の雑誌コーナーはまるでハリポタコーナーであるかのような装いである。 というのも、 9月末に発売された季刊の「STARLOG Number14―スターログ日本版 (14) (Bamboo Mook)」誌の表紙はハリー(ダニエル・ラドクリフ)の アップ写真、 先月に発売された、月刊誌「スクリーン」「ロードショー」の表紙もハリポタ、 「DVD&ビデオ VISION」はDVD誌でありながら表紙がハリポタ、 今月に入って発売された「ムービースター」「MOE」も表紙がハリポタである。 「ムービースター」は、ハーマイオニー役のエマ・ワトソンを表紙にしているところが ちょっと新鮮。

映画「〜秘密の部屋」の公開を控えているからなのだが、「MOE」は表紙こそ映画の ハリポタだが、記事は今秋発売された「〜炎のゴブレット」を大きくクローズアップ しているところが、他の雑誌には見られない特集で興味深い。 他には「MOE」みたいな雑誌はないから当然といえば当然だが、欲を言えば、 偕成社から出ていた頃の「MOE」の方が好きだった。 その頃の「MOE」だったら、同じハリポタでももっと違う雰囲気の特集になっただろう。

カレンダーコーナーに目を移せば、そちらにもハリポタがある。 カレンダー以外にも、ダイアリー、シールブック、ポストカードブック などなど。 ハリー君たちに囲まれている雰囲気を味わえる(笑)。

輸入もののお菓子がロフトやソニプラに出回り始めましたね。 今年はかえるチョコはホワイトも加わりました(カード付き)。 百味チョコなるものも出ています。百味ではなく5種くらいですが…。 そして、棒キャンディ。

一方、昨年出た歯ブラシがディスカウントショップに出回っていたりして…。 ドラッグストアではぜんぜん見かけず、ソニプラや世界展でしか見なかったのですが、 ディスカウントショップに下りてくる程売れ残ってしまったのでしょうか!?

品切れをおこしていた邦訳最新作の「炎のゴブレット」ですが、再入荷された書店も あるようです。

2000年7月8日に、英米で初めて発売された時はどうだったのでしょう? CNN などで報道されたところによると、英米で、500万部が初版として発行され(もちろん記録)、Amazon.com に入った予約は40万部に達したそうです。 その40万部を、発売日に遅延なく読者の手もとに届けられるか、なんてこともニュースになっていたように記憶しています。
もちろん、発売後、1日にしてベストセラーを達成。 異例ですが、発売日のアメリカの新聞に1面で紹介されていたそうです。
出版元である Bloomsbury社(英)と Scholastic社(米)は、書店に発売日(の真夜中)になるまで売らないようにサインさせたらしいのですが…。 うっかり店頭に並べてしまった所があるようで、また、その本を偶然手にすることができたアメリカの8歳の女の子の話がニュースになりました。
同時発売とはいえ、時差の関係で英国の方が若干早く発売されることになります。 その少しの差のため、アメリカから英国に飛んでいきたい…とか、海の向こうでもなかなかの熱狂ぶりだったようです。
その頃、日本ではまだ「〜秘密の部屋」の邦訳版も出ていなかったと思うと…。 (そういう私もまだ「〜賢者の石」を読んでいない頃だったりして)
映画化に関しても主役の男の子がまだ決まっていない頃です。

<<     >>
最新CM
[11/27 age]
[11/20 にゃん]
[11/01 sos]
[02/29 Hermione]
[10/21 あゆみ]
プロフィール
ハンドル:
yuki chan
本サイト:
注目!
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新TB
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
忍者ブログ [PR]