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夕方、書店に寄ったら「ハリー・ポッターと秘密の部屋 携帯版」が既に平積みになっていた。 静山社さんのページには明日22日の発売とあるし、Amazon.co.jpさんでは21日現在まだ「予約受付中」なのだが、本の流通なんてそんなものだろう…。
表紙のグラデーションが実物を見る方がイイ感じ。
ハードカバーでは、何刷目からかばっさり削除されてしまった一文があった。 そこがどうなったのか気になってチェックしてみたのだが、やはりばっさり削除されたままだった。 ちなみに、原書(UK版)も途中の版からそこの文章は語が差し替えられている。 日本語版も語を差し替えたバージョンで、削除された文を復活すればいいのに残念だ。 たとえ一文でも、物語の進行に大きな影響を与えないとしても、まるごと削除された文章があるというのは、納得がいかない。
物語の進行に大きな影響を与えない、といっても、その削除された文章、あるいは差し替えらる前の文章は、ロックハートという人物を端的に良く表している部分だった。 しかし、狩られた言葉(英語の事情はよく知らない。日本語としては狩られてしまった言葉だ)なので、若い読者ほどその意味合いはよくわからないだろうし、伝わらないだろう。 最初のバージョンの文章が、削除されたのは当然としても、差し替えられた言葉で翻訳文を復活させなかったのは、なぜかよくわからない。
ところで「〜秘密の部屋」でハリーが見つけたものが、未刊の6巻「Harry Potter and the Half-Blood Prince」で見つけるものの前兆になっているらしい。 あれこれ次刊を想像しながら「〜秘密の部屋」を読み返すのもいいのではないかと思う。