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2000年7月8日に、英米で初めて発売された時はどうだったのでしょう?
CNN などで報道されたところによると、英米で、500万部が初版として発行され(もちろん記録)、Amazon.com に入った予約は40万部に達したそうです。
その40万部を、発売日に遅延なく読者の手もとに届けられるか、なんてこともニュースになっていたように記憶しています。
もちろん、発売後、1日にしてベストセラーを達成。
異例ですが、発売日のアメリカの新聞に1面で紹介されていたそうです。
出版元である Bloomsbury社(英)と Scholastic社(米)は、書店に発売日(の真夜中)になるまで売らないようにサインさせたらしいのですが…。
うっかり店頭に並べてしまった所があるようで、また、その本を偶然手にすることができたアメリカの8歳の女の子の話がニュースになりました。
同時発売とはいえ、時差の関係で英国の方が若干早く発売されることになります。
その少しの差のため、アメリカから英国に飛んでいきたい…とか、海の向こうでもなかなかの熱狂ぶりだったようです。
その頃、日本ではまだ「〜秘密の部屋」の邦訳版も出ていなかったと思うと…。
(そういう私もまだ「〜賢者の石」を読んでいない頃だったりして)
映画化に関しても主役の男の子がまだ決まっていない頃です。
「炎のゴブレット」の終盤、ハリーとヴォルデモートが対決したとき、ヴォルデモートの杖の先から殺された人々のゴーストが出てきます。
最後に殺された人が最初になり、順番に出てくるのですが、初版では、ハリーのお母さんリリーと、ハリーのお父さんジェームズの順番が間違っていました。
一部の熱心なファンは、この順番間違いはわざとで、ハリーの両親が殺された時の謎が隠されていると思ったようです。
後の版では修正されています
その他にも、4作目には細かなミスがあるようです。
第29章「The Dream」には、ダンブルドアの部屋にダンブルドア、ファッジ、ムーディが集まって、クラウチ氏(お父さんの方です)のことについて話す場面があります。
この中で、その場にいないはずの「クラウチが言った」という文章が初版にはあったそうです。
後に、この場にいたムーディは、クラウチ(息子の方)の化けた姿だということが判明しますが、単純なミスですね。
ローリングさんのミスではなく、編集過程でのミスだそうですが…。
後の版では修正されています
ロンのいとこが登場する予定もあったのだとか。
最終的には、省かれて、その代わりにリータ・スキーター (Rita Skeeter) の活躍が増えたようです。
先を早く読みたいというファンの声により、4作目は、英米同時発売でした。
そのため、英国特有の言葉などを米語に置き換えるようなことはなく、中身もまったく同じになりました。
2作目「〜秘密の部屋」で、ダンブルドアの部屋へ行くための合い言葉は「sherbet lemon (シャーベット・レモン)」でしたが、米国版では「lemon drop」
に置き換えられていました。
4作目でも、ダンブルドアの部屋へ行こうとしたハリーが、2年前と同じかどうか不安に思いつつ合い言葉を言います。
が、これは置き換えなしのため「sherbet lemon」。
事情を知らないと、ミスだと思ってしまいますね。
4作目「〜炎の杯(ゴブレット) the Goblet of Fire」のタイトルは、最初は、「Harry Potter and the Doomspell Tournament」と発表されました。 そのため、amazon.com の予約ランキングなどでも、最初は「〜 the Doomspell Tournament」の名前でランクインしていたそうです。 その後、Doomspell Tournament が Triwizard Tournament に変更され、最終的にタイトルは「Harry Potter and the Goblet of Fire」となりました。