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課題が終れば、しばらくは課題の話でもちきり。
今回は、ロンとハーマイオニーも注目の的。
注目を浴びれば、それを面白くないと思う人がいるのは当然で、それが原因でゴシップが流れたかどうかわかりませんが、ハーマイオニーが愛の妙薬(Love Potion) を使ったとの記事が雑誌に掲載されます。
もちろんとんでも記者リータの書いた記事です。
…しかし、ホグワーツの生徒って芸能人なみの注目の浴び方ですね。
その雑誌を授業中、隠れて読む、なんていかにも学園生活ですが、スネイプの授業でそれをやってはいけません(苦笑)。
見つかって、ハリーとロンとハーマイオニーはバラバラの席に。
さらに、課題前の夜中のことを根にもっているのか、スネイプはチクチクと大人げなくハリーをいじめるのがこれまた凄い。
自白させる薬を使うなんて、そこまでやったら、犯罪ですよ>スネイプ先生。
ハリーいじめは止まらない、と思ったら、邪魔が入っていじめの方は中断。
それはいのですが、怪しいです>スネイプ。
そしてシリウスとの再会。
わざわざ、ここでシリウスにホグワーツの近くまで戻って来させたのは、物語としては「ハリーが心配だから」ということですが、役割的には解説者です。
あちこちで不審な動きがあって、それがおそらく複雑にからみあっていると思われますが、過去の経緯など、ハリーの知るところではありません。
その過去の経緯をハリーに、そして読者に知らせ、必要な情報を与えるのがシリウスの役目のようですね。そう言ってしまうと身もフタもありませんが。
卵のヒントにより、水の中で第2の課題が行われることはわかりましたが、どうすれば水の中に長時間いられるかが次なる課題。
ロンとハーマイオニーに助けを借りて、図書館の本を片っ端から調べますが、さっぱり打開策は得られません。
課題が行われる前夜も、かすかな希望をもって、夜中に透明マントで図書室に忍び込み、ハリーは本を調べ続けます。
ついにうたた寝をしてしまっているハリーを起こしにきたのがドビー。
しかし10分前…って。ほんとに間に合ったのかどうかは疑問が残りますが、ドビーのくれた、水の中でも息ができるようになる薬 に、ハリーは最後の望みを託します。
こうしてみると、ハリーって課題に関しては助けられっぱなし。
いいのでしょうか?
第1の課題は、自分の得意な箒を乗りこなす、という技術を使っていますが、第2の課題については、ほぼ他力本願というイメージです。
クラムのように水着姿になれ、とまでは言いませんが、ローブを着て湖に入るのはどうなんでしょうねぇ…。
思いっきり動きにくそうです。
そして、湖の中でも現れるマートル。
そして、湖の底には、ロン、ハーマイオニー、チョー、…その他もう一人。
この人選、凄いです、謎です。
どう考えたって、ハリーが見捨ててはいけない人ばっかり。
ハーマイオニーとチョーは、クリスマスのときのチャンピオンのダンスの
パートナーということだと思うのですが、他は?
クリスマスのダンス・パーティにチャンピオンはパートナーを決めなければいけないというのはこういう所で関係してきたんだ…と伏線だったと思いたいところです…。
第2の課題の収穫は、トーナメント参加者のうちお高くとまっていたフルールフラーがハリーに感謝して友好的な態度を示してくれたことでしょうか。
お高くとまっているだけではなかったということで、なんとなくホッとしました。
しかし、一応クラムに助けられたのに、クラムそっちのけでハリーの成功を喜ぶハーマイオニーもハーマイオニーです(笑)。
クリスマス休暇はあっという間に過ぎ、授業は始まるし、対抗トーナメントの第2の課題の日は近付いてきます。
ヒントになるという、金の卵の謎も解いていないハリー。
そんなハリーに、もう一人のチャンピオン(トーナメント参加者)であるセドリックがヒントをくれます。ドラゴンの時のお返しというわけです。
…が、素直になれないハリー(笑)。
チョーのこと、そんなに根にもっているのでしょうか。
遂にあきらめて、セドリックのくれたヒントを試すために監督生専用のパスルームへ
卵を持って行くことにしたのですが、これも夜中にこっそり、透明マントに忍びの地図を装備してという念の入れよう。
この監督生専用のバスルームが豪華なのにはびっくり。
生徒にちょっと贅沢なんじゃ…。
さて、このバスルームで遭遇したのは、意外にも嘆きのマートル!
こんな所で再度、お目にかかれるとは思っても見ませんでした。
「嘆きのマートル」というより「覗きのマートル」と化していましたが、映画化する時はどうするのでしょう?このシーン、なんていらない心配をしてみたりして(苦笑)。
迷惑に思いつつも、マートルにさらにヒントをもらって、卵の謎を解明。
一安心して寮に戻ろうとした所で、また一波乱です。
どうしてこういう所でいつも現れるんでしょうね?スネイプ先生。
透明マントを被っているとはいえ、卵も地図も落してしまって、ピンチ!
しかも、スネイプはハリーが透明マントを持っていることを知っているんですよね。
そこへ現れたのがムーディ先生。
この先生、敵だか味方だかよくわからない部分を残していますが、とりあえずピンチ脱出。そして、忍びの地図を貸してくれ、というムーディ先生の申し出をハリーは断れません。
冒頭のリドルといい、ドビー、そしてマートルと言い、2作目「〜秘密の部屋」ネタが結構出て来ます。
そして、3作目「〜アズカバンの囚人」に登場した人物も…。
2作目、3作目は、この4作目が存在するために存在しているようなそんな気さえします。
ハグリッドは、巨人族とのハーフ、そしてこの巨人族というのは、どうも友好的な性格ではなくてそれが問題らしいのですが、さっそくこのネタが例のお騒がせ記者リータによってすっぱ抜かれます。
秘密は秘密のままに引っ張るのかと思ったら、意外に早く公表されてしまいました。
ハグリッドは小屋にひきこもって、魔法生物飼育学には代理の先生がくるというくらい事態は深刻。
一方、ロンとハーマイオニーが今度は喧嘩状態になってしまうのかと思ったら、クリスマスの時のことはつつかない、ということで元通りの仲に戻ったようです。
ハグリッドは何とか立ち直るのですが、ダンブルドアがハグリッドに全幅の信頼を置いている理由は何なんでしょう?
ダンブルドアは、誰でも、まず信用してみるので、特別理由があるわけではないのかもしれませんが、ハグリッドに関しては信頼するだけでなく、かなり重大な任務も任せています。
ハグリッドを放校から救ったのもダンブルドアだし、きっと何か読者が知らない理由があると思うのですが…。
そして、クリスマスの当日。
人騒がせなドビーがプレゼントを持ってハリーの所へやってくるのですが、間に合わせのソックスを思い付きであげるハリーもハリーです。
そして問題のダンスパーティー。
事前に姿を消してしまったハーマイオニーはなんと、クラムのパートナーになっていたというのは驚きです。
当然のように、ロンとハーマイオニーは口論。
ハリーも一言言ってやりたいような気持はあったのでしょうが、ロンのあまりの勢いに負けてます。
クラムのファンだったロンがあそこまでクラムのことを悪く言うのは凄いです。
そんなつまらないダンス・パーティーをこっそり抜け出したハリーとロンはそこで様々な人間模様を見てしまいます。
スネイプの怪しい動き、そしてまたもや明らかになったハグリッドの秘密…。