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「ポッタリアン情報局」分室。 今後はこちらを中心に更新していきます。 原書購読奮闘記のログ、コメント、その他のコンテンツも順次こちらに移行する予定です。 各記事にコメントをつけられますので、ぜひ、どうぞ。 お待ちしております。
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ジニーちゃんだけかやの外。
他の子供たち、フレッド、ジョージ、ロン、ハーマイオニー、そしてハリーは
今まで秘密にしていたことを明かされます。
といっても、謎が解けてすっきりする、というような話ではありませんでしたね。
それでもやっぱり、かやの外におかれるのは良い気分ではありません。
ハリーにもちゃんと説明すべき、ですよねぇ。


でも、復活したはずのヴォルデモートが気配を消している、というのは
何やら無気味ですね。活発に動いてもらっては困りますが。



Order の訳は難しいですね。
5巻のタイトルの邦訳は、「〜不死鳥の勲章」→「不死鳥の騎士団」と変遷し、
最新ニュース2003.6/29によると、首をかしげつつも
最終的に「不死鳥の騎士団」に落ち着きそうです。
勲章より、何かグループを表すような単語の方が適切なのは、本を読めば明らかです。
とはいえ、本のタイトルとしてはともかく(ニュアンスとしては理解できるのですが)、
本文中で「騎士団」と繰り返されるのはかなりの違和感です。
というわけで、この感想文中では Order と英語表記で通します。


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この章題、いつものように韻を踏んでいるパタンね、と深く考えずに読み始めてしまったのですが、
ダドリーが demented されるってそれって、え〜〜〜〜と、
最初の章からディメンターが登場するという凄い展開。


それはともかく、1〜3巻のようにダーズリー家で始まるこの5巻。
ハリーはのんびりと庭で遅い午後のひなたぼっこを楽しんでいるわけではなく、
窓の下に隠れてひそんでいたとはあいかわらず可哀想な境遇。
しかも服装もかなりきてますね…。しょうがないというか、無頓着というか。
さらに、一夏中、セドリックが亡くなった悪夢にさらされていたなんて、
読者としても落ち込みます。


一方、ロンとハーマイオニーはすっかり良い感じなんでしょうか!?
ハーマイオニーは「隠れ穴」にお泊まりですか?
そしてそのロンとハーマイオニーから贈られてきた誕生日のプレゼント(食べ物)を
投げ捨ててしまったことを、ダーズリー家の夕食の後に後悔するのはハリー(笑)。
プレゼントにまで八つ当たりするなんて、ほめられたことではありませんが(苦笑)、
そのムシャクシャする気持ちはお察し申し上げます>ハリー君。


そして、ダドリーは悪ガキ大将から不良親分になりつつあるとは。
その、ダドリーに喧嘩を売るんですよ、ハリーが!
ほっときゃいいのに、という感じがしなくもないですが。



追記(07/02/2003)
この一章で、改めて、ハリーがどちらかといえば冴えないタイプ(少なくとも外見は)の
男の子だということを再確認。映画は外面、内面ともやや美化しすぎです。
(それが悪いってことではないですよ。映画は映画としての見せ方、魅せ(させ)方がありますから)


イギリスの夏の昼間(日が出ている時間)が長いということを感じさせられます。
遅い午後、というより、日本人の感覚としては夕食時ですよね。


そしてフィッグばあさん登場。
ヒント通りというか噂どおりというか、やはり、ダンブルドアの手の内の者でした。
が、スクイブとは予想外!そうでしたか。


想像できるようなできないような絵は、
自分よりはるかに大きいダドリーを引きずって帰途につくハリーです。
それに、ハリーに喉仏!
映画のハリー君はもう声変わりしているのですから、
5巻でのハリーに喉仏があったって不思議なことではないのですが、なんか違和感…。
やることなすこと、まるで子供なのに(笑)。
そして、「ふくろう便」が次から次へとハリーの所に届くのですが、
最後はなんとペチュニアおばさんのところに「吠えメール」!
これはびっくりの展開です。
ペチュニアおばさんは何か隠していますね。
またもや謎が…。



2章は1章に比べ、会話が多いので読みやすく感じます。
4巻から比べても5巻は読みやすい気がします。



2章に出てきたキャラを復習

  • ダースリー家の人たち

  • フィッグばあさん Arabella Doreen Figg (Mrs. Figg) スクイブ … ダンブルドアの依頼を受けてハリ−をそれとなく監視していた
  • マンダンガス・フレッチャー … 同じくダンブルドアの依頼で透明マントにかくれてハリ−の身辺警護をしていた。
    が、当番の時間中だというのに肝心な時に私用で姿くらまししてしまうなど、少々たよりない…。Dung と呼ばれることもある。
  • フィッグばあさんの飼い猫達 … マンダンガスがいまいち頼り無いので、フィッグばあさんが、猫に様子をさぐらせていた

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