[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ハリーは、ロンのパパと魔法省にお出かけ。
ハリーが夏休みに禁止されている魔法を使ったことでヒヤリングされるのです。
魔法省ってロンドンにあるんですね。
地下鉄に乗って、魔法省に行くなんて、なんだか不思議な感じです。
もちろんロンのパパはいつもは『姿現し』で出勤で、
「実は正面玄関(?)から入ったことがないのでよくわからないんだ」という
パパさんがあまりにも、らしくて(笑)、微笑ましいです。
魔法省というとクラシックな雰囲気を想像していたのですが、
クラシックというよりむしろかなり現代最先端的。
ハリーが来客バッジをつけて入るなんて、まるで、
お役所というより一般大企業みたいですね。
入り口ホールではしっかりセキュリティチェック(?)されます。
中も近代的高層インテリジェントビルを思わせる雰囲気。
私の想像と違ってすっごい違和感。
この妙に現代フィクションっぽいところが魔法使いの物語として
ハリーのシリーズが斬新なところかなぁ、と感じます。
(古くさいタイプの魔法使いの物語しか知らないので…苦笑)
でも、杖の検査はなんとなくクラシックな雰囲気かも。
ヒヤリングの時間までまだ間があるというので、のんびりしていると、
なんと、場所と時間が変更になったという情報が…!
「今朝、ふくろう便で変更を伝えたんだ」って、なんだか
とっても悪意を感じます。ヤナ感じ〜。
かなり早めに来ていたのがせめてもの救い。
といっても既に遅刻なので大慌てで、その場所に向かいます。
魔法省については別ページを設けました。
で、やっぱりハリーも、ダンブルドアに無視されたような気がして
いまいちな気分なんですね。
今まで、いつでもきちんとハリーの問いの答えてくれたダンブルドアでしたが、
ハリーに話す隙を与えず去ってしまいました。
ハリーじゃなくても、ダンブルドアには山ほど聞きたいことがあります。
物語はまだ始まったばかりですし、謎は謎のままもう少し、ということなのでしょうけど。
そして魔法省内で、マルフォイ氏に遭遇。
ファッジのところに用事があるのだとか。
マルフォイ氏といえば、ヴォルデモートの支持者だということは
4巻を読了した読者ならばみんな知っています。
なにやら怪しげ。
話かわって、ようやく、ホグワーツから新学期の案内の手紙が届きます。
フレッドとジョージは、闇の魔術に対する防衛術の新任教師が見つからなくて、
教科書が決まらないため遅れたんだ、なんていうようなことを言っていますが、
さてさて…。
そして、ビッグニュース。
なんと(!)ロンが監督生に!
5年生になったら監督生、なんていうことはすっかり忘れていましたよぉ〜。
ロン自身がびっくりしてます。
双子もびっくり。
そして、ハーマイオニーも監督生に指名されましたが、
こちらはごくごく当たり前の結果ということでしょうか。
ハリーじゃなくてロンということころが、みんなのびっくり。
ハリーは、夏休みに魔法を使ったことで退校処分になるか否かという事件が
あったため、監督生のことなんてすっかり忘れていたのですが、みんなに
ハリーではないんだ、ということを言われて、嫉妬心がフツフツ…と。
1年生の時はヴォルデモートに取り付かれたクィレルを倒して賢者の石を守り、
2年生の時は若き日のヴォルデモート、トム・リドルの陰謀を破り、
3年生の時は守護霊を作り出してディメンターの大群(?)から守り、
4年生の時は対抗試合で優勝…これだけのことをやってのけているのに、
なぜ僕(ハリー)でなくてロンなんだ…と。
でもそれ以外のことを考えてみると、ロンより成績が良いとは言えない。
箒の飛行以外は…。
…というわけで、ロンの方が、監督生に選ばれたということは、
微妙なごくわざかな差でロンの方が成績が良かったのでしょうか。
それとも何かと噂になってしまうハリーは避けられたのでしょうか。
それにしても、知りませんでした…二人でいつも、成績は低空飛行ってイメージだったのですが。
いやぁ、いつの間に…。
ハーマイオニー レベルとは言えないとは思いますけれど、監督生に選ばれる、
ということはそれなりに成績も重視されているはずですよね。
少なくともホグワーツの監督生は人柄より成績が重視されているような印象が
あります。
今までロンが味わってきた屈辱感を、ここで初めてハリーが味わうことに
なったわけです。これで去年のロンの気持ちがわかっただろー>ハリー。
喜んだのがウィーズリー夫人です。
はっきり言ってウィーズリー夫人もロンが監督生になるとは期待していなかったのでしょう。
我が家から4人目の監督生だと、舞い上がっています。
そしてロンにご褒美で、何か新調しましょう、と提案します。
去年のドレスローブは中古だったし、何にする?と、ロンはすかさず「箒!」。
一瞬の沈黙
どうやら、箒はかなり高価なもののようです。
ひきつりながらも「なんとかするわ」とウィーズリー夫人。
ロンはあわてて、ニンバスとは言わないから、クリーンスイープでもいいから、と
念を押します。
この下り、ウィーズリー家らしさ満点です。
さて、その日の晩は、ロンとハーマイオニーが監督生になったことの
お祝いパーティーです。
パーティーの席で、ハリーのお父さんジェームスは監督生にはならなかった、
ということをハリーは知り、ロンへの嫉妬心が少々やわらぎます。
〜う〜む、単純な奴。
でも、これがその年頃の子供らしさ、というのでしょうか。
さて、処分に困っていた古い机があったのですが、
パーティーに出席したマッドアイ・ムーディに見てもらうと、
予想通り、ボガートが潜んでいるらしい…。
ボガートだとわかれば後は私ができるわ、とウィーズリー夫人が
処分を請け負ったものの、なんと!ウィーズリー夫人が
ボガートによって自分の見たくない幻影を見てしまいます。
その幻影とは…。
いやぁ、びっくりしましたよ。5巻では、主要人物の誰かが死ぬ、という
ことが専らの噂ですから、ほんとに死んじゃったのかと思いましたよ。
いつも明るくふるまっているウィーズリー夫人ですが、実は、悩みをかかえていたのでした。
家族の大半が対ヴォルデモート組織で活動していて、悪くすればみんな死んでしまうかもしれない。
そして、息子の一人は、縁が切れたような状態という、家族離散の危機にさらされているのです。
その胸の内を推し量ると、言葉にならないものが込み上げてきます。
一つ気になることがあるのですが、このお祝いパーティ、やっぱりスネイプは
出席してませんよね?
「スネイプは決してここでは食事をとらない」とのことですが、
きっとウィーズリー夫人はこの時は招待したと思うのです。
が、やっぱり…。
帚の旅の途中で何かあったらどうしよう、と心配したのですが、どうやら
無事、目的地に着いたようです。
着いた所は、Order of the Phoenix の隠れ家とでもいえばいいのでしょうか。
ウィーズリー家のママさんがお出迎え。しかし少々やつれてる?
Order of the Phoenix というのは、対ヴォルデモート集団らしい。
そして事態はかなり複雑。
というのは、ダンブルドア vs. ファッジという構造ができてしまったため。
つまりヴォルデモート復活を信じるか信じない(伏せておく)で溝が出来てしまったのです。
大臣のファッジはパーシーを自分の味方に引き入れたので、
ダンブルドアを支持するウィーズリー家は分裂!
あの明るいウィーズリー一家が…と思うと複雑な気持ちになります。
そんなこともあり、対ヴォルデモート組織としても密かに活動しなければならないようです。
そんな大人の事情が交錯するなか、いたずら双子は健在!(笑)
子供達は、Order の会合にはかやの外なので、いたずらグッズ Extendable Ear を
早速作って盗聴しようとして(?)、ママに怒られて、それでも隠して残しておいて、
ということをやってのけています。
一方、すべてを知らされていなかったハリーは怒り爆発。
そりゃぁ、怒りたくなる気持ちもわかるけれど、
そこで怒りを爆発させちゃうから君はまだ子供なんだってば。
そして最後にちょっとしたトラブルが…。
肖像画さんが取り乱して騒ぎ出してしまいました。
それがとにかく静かにしていなければならなかった理由なのでしょうか。
ここにはシリウスもいました…。
あのキャラは今…
- ビル … デスクワークに配置転換になったため、ここで Order の一員としても活動
- チャーリー … Order の一員だが、ルーマニアにいる
- パーシー … ファッジのオフィスに入り、大臣補佐官補になっている (異例の異動らしい)
- フラー(Fleur Delacour) … グリンゴッツ銀行に就職。ビルに英語の個人レッスンをしてもらっている。
- スネイプ … 実は Order の一員
Order が秘密基地として使っている家は、実はシリウス・ブラックの生家。
ブラックの両親も兄弟も亡くなっているので、ブラックはこの家を自由に使えるため、
Order に提供したのです。でも、今でも魔法省のオタズネ者のブラックですから、
そのブラックの家を使うなんて、対魔法省政策としては危険すぎではないか?と
思ったのですが、どうやらそうでもなさそうです。
秘密の守人をたてる、ということはとても強固なディフェンスになるということなのでしょうか
ここで明かされるブラックのティーンエイジャー時代の過去。
何か こう ずっしりとくるものがあります。
純血の魔法族はほとんど親戚になってしまう、ことが発覚。
狭い世界なんですね、魔法族って。
そして、ブラックの両親は、デス・イーターではなかったものの純血支持者で、
シリウスの弟はデス・イーターだったなんて!
そしてそんな家族に反発したシリウスは家出して勘当状態だったなんて!
キーキー騒ぐ肖像画の主は、シリウスのお母さんです。
そして、そんな純血主義のブラック家で仕えていた
屋敷しもべ妖精のクリーチャー(Kreacher)は主を亡くしてなんとなく哀れです。
ハーマイオニーは相変わらず屋敷しもべ妖精の待遇のことでブツブツ言っています。
そんな簡単に黙ってしまったらハーマイオニーではありませんが、
さてさて、どうなるのでしょう。
でも、ハーマイオニーってこんな所にいるより、マグルの両親と一緒に
いた方が安全ではありませんか?
自ら危険に首を突っ込んでいるように感じます。
この古いブラック家の屋敷には、ドクシーが住み着いてしまったようです。
そのドクシーをどう退治しようか、ということでウィーズリー夫人が
取り出してきたのが、
「ギルデロイ・ロックハートのガイドブック 〜 一般家庭の害虫」
だったのには笑ってしまいました。
とにかくわけのわからないままハリーはダーズリー家の自室にとじこめられてしまいました。
3年前とまるで同じ状況。
もっとも、ヘドウィグでお手紙を出すことができたのは幸か不幸か…。
お手紙を出してしまったばっかりに、ハリーは独りぼっちになってしまいました。
ヘドウィグが戻ってこないのは心配。
そして、4日目にめかしこんだバーノンおじさんがハリーの部屋にやってきます。
「私達は出かける」
「We」にハリーが入っていると一瞬でも勘違いした私がバカでした。
「We すなわち、私(バーノン)、ペチュニア、ダドリー」との解説つき。
ダーズリー一家が出かけてハリーが一人取り残されたのは、いわば、差し金で、
ハリーを救うべく魔法使い、魔女の一団が留守中にやってきます。
早くも、ルーピン先生、マッドアイ・ムーディ(正真証明本物の方)再登場。
こんなに早く再会できるなんて思っていませんでした。
まだ三章だというのに、ジェットコースターのような展開です。
他に初登場の魔女、魔法使いたちも含め、総勢9名。
なぜか名前で呼ばれるのを嫌うニンファドーラ・トンクス(Nymphadora Tonks)という魔女は生まれついての Metamorphmagus で
自在に自分の色を変えるなど、外見を変えることができる性質を備えています。
この性質が、後々何かに役立つなど関係してくるのかもしれませんね。
そして、一行は帚に乗って旅立ちます。
ハリーは「姿現し」はまだできないし、煙突飛行粉(フルーパウダー)を使う
暖炉のネットワークやポートキーは(見張られていて)危険だから、というのがその理由。
そもそも、ハリーにハリー本人かどうか確かめているぐらいですから、
並々ならぬ気配を感じます。
クィディッチのように娯楽でない帚の使い方が初めて登場しましたね。
一行が辿りついた先には、早くもタイトルにもなっている
Order of the Phoenix のキーワードが出てきました。
そして、なつかしアイテムの「灯消しライター」が出てきました。
ダンブルドアから借りてきた、ということは、魔法界でもレア・アイテムなのでしょうか。