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「ポッタリアン情報局」分室。 今後はこちらを中心に更新していきます。 原書購読奮闘記のログ、コメント、その他のコンテンツも順次こちらに移行する予定です。 各記事にコメントをつけられますので、ぜひ、どうぞ。 お待ちしております。
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ライオンとヘビ…つまりグリフィンドール寮とスリザリン寮で、クィディッチの試合が
始まります。
クィディッチの練習と DA でハリー達はかなり忙しい生活。
ハリーは退屈なアンブリッジの授業中は、DA のことを思い出して気を紛らわして過ごしています。
うっかり何かしでかすとそれがそのまま弱味になってしまいますから…。


スリザリンのクィディッチ・チームの新ビーターはクラッブとゴイル!
賢そうでないうえに、クィディッチが上手とは思えませんが、マルフォイのコネでしょうか(笑)。
マルフォイは、卑怯な作戦に出ます。
予想のうちといえばそうなのですが、ロンを揶揄する歌を作り、スリザリン生に歌わせます。
その歌をかき消そうとするジョーダンのアナウンスもむなしく、ロンは動揺しまくり。

プレッシャーに弱い奴だったのねぇ〜>ロン。

でも、許せない!マルフォイ!

動揺しまくったロンは次々にクァッフルのゴールを許してしまっているので、
ここはハリーが頑張って一刻でも早くスニッチをとってしまわなければなりません。
クラッブから、デッド・ボールならぬデッド・ブラッジャーを受けますが、なんとか
スニッチを先取。グリフィンドールは勝利します。


…が、その後にまた一悶着。
試合が終っても揶揄を続けるマルフォイに、ハリー、フレッド、ジョージの怒りが爆発。
売られた喧嘩を買ってしまったものだから、マクゴナガル先生に処罰を受けることになります。
で、マクゴナガル先生ならばまだよかったのですが、ここで出しゃばってきたのがアンブリッジ。
「私の寮の生徒だから」と言うマクゴナガル先生の前に、高等尋問官(High Inquisitor)のポジジョンを
ちらつかせ、自ら処罰を決定すると言い出します。
ハリー、フレッド、ジョージはクィディッチ・チームをおわれ、
帚も取り上げられ(預かる)という非常事態。
キャプテンのアンジェリーナは、シーカーもビーターもいなくてどうするの?と嘆きます。


試合後、自分の失態にショックで姿をくらましていたロンも、
夜遅く戻ってきてこの話を聞き、ショックを受けます。


ハリー達の怒りはもっともなのですが、アンブリッジにいい口実を与えてしまっただけでした。
これからクィディッチはどうなってしまうのか、本気で心配。
一方、一つだけ明るいニュース。
ハーマイオニーが、ハグリッドが戻ってきた、と言うのです。
どうやら、窓の外に見えるハグリッドの小屋に灯りが点ったのをすかさず
見つけたようです。


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週が明けて、ハリーたちに目に飛び込んできたのは、とある貼紙。
なんと!3人以上生徒が集まって活動する場合は、必ず、届け出て許可を得なければならない、
との通達です。もちろん届け出先はアンブリッジ先生。
あまりのタイミングに、ハリーたちは計画が漏れたのではないかと疑います。
が、ハーマイオニー曰く、サインした紙には魔法をかけたので、
もし誰かがばらしたりすればすぐわかると言います。


でも、この件はしっかりばれていました。ばれた相手は Order だから
良かったようなものの、やっぱり、ハーマイオニーのやり方は
完全ではないですよね。
この件に関して、ロンのお母さんは大反対、一方、
そのメッセージを伝えたシリウスは大賛成。
シリウスってなかなか過激な性格ですな…。
でも、シリウスが再びグリフィンドール寮の暖炉に現れたのはかなり危ない橋でした。
もう、どうなっちゃうんですか?心配でたまりません。


さて、届け出なければいけないのは、クィディッチ・チームもです。
スリザリンはそくざに許可を貰えたようですが、
グリフィンドールはペンディング。
ハリーはキャプテンのアンジェリーナに釘をさされて、
アンブリッジ先生の前でキレないようにしていたのですが、
それでも意地悪されてしまいました。
クィディッチの練習は許可が出るまでお休み。


それが幸か不幸か、そのために、ハリーは遅れ気味の宿題(魔法薬学)をやる時間を
やっとつくり出すことができました。といってもはかどらない…。


一方、傷付いたヘドウィグが、魔法史の授業中にハリーの元に戻った件も心配です。
ハリーったら、授業中に嘘をついて、抜け出すのだからハラハラしてしまいました。
職員室にいたのが、グラブリー・プランク先生とマクゴナガル先生だけのようで
とりあえずホッとしました。
グラブリー・プランク先生がヘドウィグをこころよく預かってくれて安心。


そんな先生たちの方もアンブリッジ先生の監査のおかげでかき乱されているようです。


アンブリッジ先生はスネイプにもしつこく質問を浴びせかけます。
そこでわかったのは、スネイプが「闇の魔術に対する防衛術」の教師のポストを狙っているのは
本当だと言うこと。今まで、生徒たちの噂レベルだったので、読者としては、
もしかしたらそれは噂だけなのかもしれない、という推測もあったのですが、
「闇の魔術に対する防衛術」の教師のポストを狙って苦節14年ということが発覚しました。


ハリーは先生役を引き受けることにあまり乗り気ではないのですが、ロンと
ハーマイオニー二人になら…と思い始めたところに、ハーマイオニーが同志を
ドドーンと揃えて、ホグズミードでのミーティングをセッティングします。
「三本の箒」では目立つから、とわざと別の場所にします。
「ホッグズ・ヘッド(豚の頭) Hog's Head」と名のついたそのバーは、ハグリッドがドラゴンの卵を
くれるという見知らぬ男に会った場所。
ハーマイオニーが、生徒が行ってもいいような場所かどうか
事前にフリットウィック先生に確認をとっているあたり、その用意周到さに脱帽です。


さて、ぞろぞろと集まること25人ですか?
フレッド、ジョージ、リー・ジョーダン、ジニー、ネビル…とお馴染みの
グリフィンドール生に加え、チョウ・チャンがいつも一緒にいるお友達を連れて参加。
もちろんハリーは…(笑)。
ルーナ・ラブグッドもいます。
ハンナ・アボットほかハッフルパフ生もちらほら。


今まで名前が登場した生徒のかなりが来ている、という感じがしなくもないですが、
ここで、新たな名前がいくつも加わっても読者としても混乱してしまいますよね。


これだけ集まるとは予想外。
で、この集まりは秘密にしなければならないので、その誓約も兼ねて、
メンバーがサインしようということになります。
若干名、納得しているとは言いがたい状況でしたが、この集まりに
来てしまった以上もう仲間、というわけで全員サインします。
そりゃぁ、ここで「や〜めた」と言われても困りますし。


チョウは、ホッグズ・ヘッドを出る時にハリーに手を振ってくれるのですが、
それだけでハリーは幸せいっぱい(笑)。
チョウがハリーに手を振ってくれた姿がずっと頭から離れません。
一方、ロンとハーマイオニーはといえば、ジニ−と一緒に来た男子生徒は
ジニ−に気があるんだ、ということで何やら言い合っています。


ハーマイオニー「気付いていなかったの?」

ロン「だってジニ−はずっとハリーにお熱だったじゃないか」

そして、ロンは自分の知らない奴とジニ−が仲良しなのが何やら気に喰わない様子。
妹想いというか、ここまでくるとおせっかいというのか、そんな兄貴ぶりを発揮。
あいかわらずのロンの鈍さは、それはそれでロンらしく微笑ましいし、
知ってしまった後のロンもロンらしくて、それも微笑ましい(笑)。


パーシーの予告通り、動きがありました。
アンブリッジ先生がホグワーツの inquisitor になるというのです。
監査される、という日本語がぴったりくると思うのですが、その為に、
他の先生の授業を参観してまわるというのです。
アンブリッジ先生は登場当初から、toadlike と蛙に例えられていますが、
いまいちピンときません。
私の勝手なイメージとしては、虫も殺さないような顔をして恐ろしい処罰を与える
どちらかと言えば美人な雰囲気をつい想像してしまうのですが、蛙なんですよね。
う〜む。


スネイプの宿題ではハリーは「D」を貰いました。
単純にA, B, C, … D とくれば D はかなりまずいはず、と思ったら、魔法界では
アルファベットが違うようです。D がマズイことには変わりないのですが、


  • O … Outstanding
  • E … Exceeds Expectations
  • A … Acceptable
  • D … Dreadful
  • P … Poor
  • T … Troll (たぶん双子のジョーク)

という順番。


さて、2週目午後一の授業はトレローニー先生で、夢占いの続きという、
ハリーにとってやりたくない内容のうえに、アンブリッジ先生が監査にやってきました。
先週はロンの夢を占ったので、今週はハリーの夢を占わなければならないのですが、
ここのところのハードワークでハリーは見た夢を覚えていないようです。
ぐっすり眠って悪夢にうなされないのは、それはそれで良いのかもしれませんが。


そして続く授業は、アンブリッジ先生。
そしてハリーはまたやってしまいます。
今週も処罰を受ける羽目に。


翌日の魔法生物飼育学でもまた言い過ぎてしまいます。
ハグリッドのことがからむと、まぁ、しょうがないといえばしょうがないですが、
一方で、マクゴナガル先生には、たしなめられてしまいます。


処罰を終え、痛む手をスカーフでくるみ、グリフィンドール寮に戻ってくると、
夜中だというのにハーマイオニーとロンが薬液(?)を用意して待っていてくれました。
そこでハーマイオニーの提案にびっくり。
先生が教えてくれないのだったら、自分達で闇の魔術に対する防衛術を学ぶしかない、
ハリー、先生になって、というのです。
ただでさえ宿題が遅れ気味なのにそんなことをする暇までない、と思いつつも、
闇の魔術に対抗する術が必要だということもよくわかります。
先生になって、と言われるまでは、ハリーは今まで僕はこれだけのことをしてきた、と
内心思っていたのに、少々雲行きが変わります。
1年生の時にクィレルを倒せたのは運が良かったから。
2年生の時にバジリスクをやっつけられたのはフォークスが来てくれたから。
3年生の時にディメンターを追い払うことになったのはタイム・ターナーを使ったから。
4年生の時、去年、ヴォルデモートと戦った時のことは具体的にはどうしたのか半分もわからない。
と急にハリーは弱気になります。


確かにハリーはまるでヒーローのような活躍をしているかのように、一見、見えますが、
実は、ハリー独りの力ではありません。
このシリーズの批判として、ハリーのヒーロー性が乏しい、という意見がたびたび聞かれますが、
確かにその通りなのです。かといって受け身というわけではなく、ハリー自身が積極的に行動するからこそ、
周囲の人たちの愛情と言う魔法に守られてハリーが活躍することになり、ハリーは成長していくのです。
最後はハリーがハリーだけの力で戦って良い結果を出し、ヒーロー性を発揮してくれるのではないかと
期待します。


このハーマイオニーの突飛な提案で、ハリー自身、そのことに気付いたはずですね。


ところで、ハーマイオニーの口から「ヴォルデモート」の言葉が出ました。
読者である私はあまりびっくりしなかったのですが、ハリーは内心びっくり。
そんな今までとは違う言動からも、ハーマイオニーの決心はかなり固い事がうかがわれます。
屋敷しもべ妖精のことといい、ハーマイオニーはいつも真剣全力投球ですけどね。
けなげに、屋敷しもべ妖精のために衣服を作っている努力はたいしたものですが、
はてさて…。
DATE: 06/26/2003 00:00:00 AM


アンブリッジ先生の処罰の時間(1回では済まないところがまた意地悪ですが)は、
運悪く、グリフィンドールのクィディッチ・チームのキーパーを選ぶ tryout
の時間と重なってしまいました。
処罰の時間を替えて貰えるかどうか、先生にお願いしてみますが、
当然というかやっぱりというか、答は「No」。


この処罰の内容がまた恐ろしいものです。
ハリーは、ロンにもハーマイオニーにも本当のことが言えないくらい。
(私も言えない…。)
スネイプより嫌な先生がこの世にいるとは思わなかった、とまさにその通り。
この毎日の放課後の処罰のために、ハリーは山ほど出ている宿題を
ろくにこなすことができません。


一方、ロンも宿題をする時間がなくて四苦八苦している様子。
何やら隠し事があるようです。
実は、ロンは新しい箒でこっそりとキーパーの練習をしていたのです。
ロンが秘密を明かしてくれ、さらに手の傷を見られてしまったため、
ハリーもロンに処罰の内容を明かします。
はっきり言って、これって虐待ですよね。
でも、マクゴナガル先生に言っても、ダンブルドア先生に言っても、
おそらくどうすることもできない…。辛い立場です。


さて、処罰の最後の日、一方ではキーパーの tryout が行われています。
処罰の最中、ハリーの額の傷が再び痛み始めます。
夏休み中もしばしば痛むことはあり、ずっと気になっていたのですが、
痛みを感じていることを、アンブリッジ先生に気付かれます。


ロンはめでたくキーパーのポジションを獲得!
魔法をかけたクァッフルでの独り練習は成果があったようです!
おめでとう!ロン!



…って、ロンがキーパーになるって、実は事前に知ってしまったんですよね。
ネタばれ情報には極力、耳と目をふさいでいたのですが、事前に
知りたくなかったなぁ…。
その方が、ロンの隠し事って何だろう?ともっとワクワクしながら
この章を読めたように思うのです。



そして、ハリーの傷の痛みのこと。
ハーマイオニーはダンブルドアに話すべきだ、と主張しますが、
ハリーは、そんなことでわずらわせてはいけないから話さない、と。
ハーマイオニーにとっては、それはヴォルデモートの動きと関係あるので
ぜひともダンブルドアをわずらわせるべきこと、なのですが、
ダンブルドアにずっと相手にしてもらっていないハリーにとっては、
やはり、こんな小さなことで…と思ってしまうのです。


それにしても、アンブリッジ先生は単に魔法省の手の内のもの、
というだけではなさそうです。
むしろヴォルデモートのスパイという疑いが浮上してきました。
だとしたら、魔法省は既にヴォルデモートに洗脳されているということ?
ファッジが自分の威信にかけて、ヴォルデモートの復活を信じたくない、
ダンブルドアと対立している、という単純な話ではなさそうです。

前々から不思議に思っていることなのですが、ハリー達生徒も忙しいけど、
ホグワーツの先生達も相当忙しいのではないか、ということ。
授業数は1週間に16〜20コマくらい?
で、一つの科目に対しては一人の先生しかいないようなので、
1年から7年まであるような科目だったら、その先生は7通りの授業を
しなければいけないということ。
各学年1週間に2回くらいずつ授業があったら、それだけで14コマです。
一方、同じ学年だったら4寮合同で授業を受けているかかというというと
そうでもなさそうなんですよね…。
2寮ずつ一クラスにしているとしたら、先生が受け持つコマ数はさらに倍?
かと思うと、先生はぎっしり授業しているわけでもなさそうです。
ハリーが授業を受けている時間にマクゴナガル先生が授業を受け持っていなくて、
部屋で自分の仕事をしている、という場面は今までにもありました。
う〜む。謎です。
先生達はタイムターナーつかっているんですか?(爆)

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