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ハリーは、ウィ−ズリ−氏が襲われるところを蛇の視点で見たという経験から、
自分がヴォルデモートの一部でないか、自分はヴォルデモートに操られているのではないか、
自分が操られてウィ−ズリ−氏を傷つけたのではないか、
さらに、自分が通常、目にしているイメージをヴォルデモートも同時に目にすることができるのではないか、
と思い悩みます。
そこまで深刻に考えなくても…と思いますが
ハリーが見たイメージをヴォルデモートも見ることができるのではないか、と想像すると、
ハリーは自分がこの Order の隠れ家にいることで、反ヴォルデモート組織の実情がばれ、
良くない結果を招くのではないかと心配になります。
プリベット通りに戻った方がいいのか(すでにクリスマス休暇に入りました)、
ホグワーツで過ごした方がいいのか、真剣に考えます。
そこへ「Stay where you are」とのダンブルドアからのメッセージ。
そこにいなさい…と言われても、と悩むハリーは、引きこもりを決め込みます。
ハリーの心配も一理ありますが、さすがにみんなが心配します。
クリスマス休暇は両親とスキーに行くはずのハーマイオニーまでやってきました。
みんなであれやこれや説得したあげく、ようやく引きこもりのハリーを引っ張り出すことに成功。
ハリーが引きこもったままでは物語も進みませんしね。
そしてクリスマスがやってきます。
交換しあうクリスマスプレゼントがなかなか面白いですね。
- ハーマイオニーからロンへ:宿題プランナー(笑)…もう手伝わない、という意志表示だったりして
- シリウスとルーピンからハリーへ:闇の魔術に対する防衛魔法の実用書…ハリーはさっそく DA の活動に役立ちそうと考えています
- トンクスからハリーへ:ファイアボルトのミニチュア…でもハリーはかえって本物が手元にないことを思い出してしんみり
- ロンからハリーへ:百味ビーンズの大きな箱!
など。
そして、ハーマイオニーは屋敷しもべのクリーチャーにもクリスマスプレゼントを用意しています。
衣類をあげて解放してあげることは必ずしも彼等が望んでいることではない、との忠告を受けたからかどうか
わかりませんが、品はパッチワーク・キルトです。
このハーマイオニーの屋敷しもべ妖精活動や、4巻の終わり方から考えて、4〜7巻は、かなり連続性の高い物語
になるのかもしれない、と思いました。
「〜賢者の石」「〜秘密の部屋」はそれだけでも成り立つ独立性の高いストーリーでした。
「〜アズカバンの囚人」になってくると、登場人物の行く末についてウヤムヤな点が残り、
続きがちょっと気になるものの、それでもストーリーとしては独立性がありました。
が、「〜炎のゴブレット」になると、このまま終りなんて納得いかない、そして明らかに次への布石を打って
物語が終っています。
クリスマスで地下鉄が止まっているから、と出てきたのが、
マンダンガスが調達してきたというところが怪しい車。
それに乗って、聖マンゴ病院にウィーズリー氏のお見舞いにいきます。
そこで出会ったのが、二度と再登場しない、と言われていたロックハート!
聖マンゴ病院が総合病院らしい、ということで、ロックハートもここにいるのかな、と
想像していたところで登場です。
これは「その後、ロックハートはどうなったの?」という読者の疑問に対する、ローリングさんの
回答であって、物語の筋にはあまり関係ないと思いますが、ロックハートと同じ病棟で、
ハリーたちはネビルに会います。
ネビルは、ネビルの両親のお見舞いに来ていたのです。