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Prince っておそらくスネイプのこと。 そのスネイプは前章で...だから、ここでは何か今まで知らなかったことが語られるとは思ったのだが...
えぇー!!
「アズカバンの囚人」以来のどんでん返しネタの驚愕っていうか。 「炎のゴブレット」でも Mad-Eye に変装の一件とかあって確かに吃驚したが、何かどんでん返しがあるのがそれまでのハリー・ポッター・シリーズの常だったから、ある意味、想定内。 そんな感じで吃驚しても、そうキタかと読んでしまったのが5巻、6巻。 今回の吃驚は、過去最大級の驚きだった「アズカバンの囚人」の、スキャバーズやら叫びの屋敷など一連の謎明かしを上回った。
それにしても、ペンシーブを使うとは...。 ハリーがズンズンと校長室に向かうから何事かと思ったらその為だったのか。 ストーリーとして流れが自然でないように思うのは気のせいか。 スネイプとリリーの幼なじみ的なエピソードがちょっと長過ぎると思うのは、ファン・サービスか? スネイプがリリーに特別な感情を抱く背景を説明するだけだったらもっと簡潔にしても伝わると思う。 ペチュニアが魔法を憎むようになった背景としては必要かな...。
1巻でクィレルからハリーを守ったスネイプは、ポーズでもなんでもなく本当だったのだ。 これで、いろいろとスッキリ。 …の一方で、お釈迦様の手の平の上ではないが、全部ダンブルドアの手の平だったのか!? 全てはダンブルドアが仕組んだこと。 筋書き通り進んでいただけってこと? ダンブルドア自身が死ぬだけならともかく、あまりに他に犠牲の多い筋書きでは無いだろうか。 これであっけなくダンブルドアが死んでしまった理由もよくわかった。 しかし、ダンブルドアのやりかたは本当に正しかったのか? ダンブルドアの知られざる一面を暴いて来たのはこういうことだったのか。
そして、やはりハリーの運命はヴォルデモートと一体。 これを逃れる術はないのか。 どういう結末に向かうのか。
そうそう、ルーピンとトンクスまで…!?(悲)
遂に Elder Wand に迫る!? と、クライマックスをぐいぐいと引っ張るローリングさん流の話の展開。 ハグリッドにGrawpが登場して来て、やはり、Grawp もう一回出て来たか...という感じ。
ハリーはヴォルデモートの動きを手に取るように感じているのだが、ヴォルデモート側は実はそうでない? …ってことはハリー側に有利なような気がする。 ヴォルデモートが待っているのは叫びの屋敷でなくてもいいような気がするのだが、叫びの屋敷にももう一度登場していただかなければならないとなると、そこなのだろう。 1巻でホグワーツの奥深いどこかにどんどんと進んで行く、そんな感じがする叫びの屋敷への道である。
そして… Elder Wand ってやはり残酷な質の杖なんだなぁ...
大変、更新が遅れていて、もしたびたび訪れて下さる方がいらっしゃるのならば申し訳ないです。 いろいろ、いろいろ、...忙しかったり体調がすぐれなかったりするものですから...
やはり、大ホールの描写が出てくるとホグワーツだなぁ...と思うと同時に、なんだかホッとする...いえいえ物語的には佳境、Battle なモードなのですが、正規の舞台に物語が戻って来たという感じ。 とにかく、懐かしいキャラやら何やら総決算。 「ほとんど首なしニック」からレイブンクローの幽霊「Grey Lady」のことを聞き出す。 レイブンクローの幽霊が「Grey Lady」だということは映画では既に登場している他、ローリングさんが明かしているので、コア・ファンには既に既知のことである。 が、物語的に登場したのはこれが初めて? 「Grey Lady」はレイブンクローの娘で、血みどろ男爵がからむエピソードが明かされ… えぇ〜! 秘密にどんどん近づいているのだが、ホグワーツの創始者達と深く関わっている。 やはりホグワーツってただの学校じゃない。
Tonksまで登場して、存命キャラのオールスター。 最終巻のクライマックスに近づいている。
レイブンクロー寮に侵入したはいいが、早速、死喰い人教師登場。 彼ら、マルフォイ家の二の舞になってはいけないとかなり必死な様子。 次いでマクゴナガル先生登場。 マクゴナガル先生はいつもマクゴナガル先生だなぁ...。 透明マントに隠れていたけれど結局出てきてしまったハリー。 マクゴナガル先生吃驚。
そして次なる登場人物はスネイプ。 フリットウィック先生、スプラウト先生、Slughorn 先生...続々。 学園ものですなぁ...。 これだけ登場しては分が悪くなったのはスネイプ。 「弱虫!」と叫んだのはマクゴナガル先生。 スネイプの形に穴が開いた窓を指差して「校長(スネイプ)はちょっとお休みです」なんて、ちょっと爽快というか痛快というか。
しかしそうのんびりはしていられない。 ハリーはヴォルデモートが近付いていることを感じ取っている。 緊急配備&配置って感じ。 レイブンクローの王冠についてはフリットウィック先生も知らない。 こちらは行き詰まり....
さてさて必要の部屋にはお馴染みの人々がさらに大集合。 キングスリー、ルーピン、オリバー・ウッド、ケイティー・ベル、アンジェリーナ・ジョンソン、アリシア・スピネット(あのぉ、クィディッチでもやるんですか?)、ビルとフラー、ウィーズリー夫妻。 さらには、パーシーまで戻ってきて(やってきて)ちょっと感動的なウィーズリー家のシーン。 パーシーが謝罪してめでたしめでたし。 未成年だからとたしなめられたジニーについてもルーピンの助け舟でなんとか落着。 う〜む、ウィーズリー夫人に言わせればダンブルドア軍団はティーンエイジ・ギャングですか...。 確かにね。
さてさて、ロンとハーマイオニーは bathroom に行ったと言う。 そこに最後の秘宝が? …次の瞬間ハリーはまたヴォルデモートと一体化?…
結局、Aberforth が折れた。 秘密の通路から現われたのはネビル。
ホグワーツではグリンゴッツ襲撃が噂だったらしい。 一方ホグワーツはもうすっかりホグワーツではないという。 死喰い人の教師達は、教えるというより懲罰ばかり。 「闇の魔術に対する防衛術」の教科は防衛術でなく闇の魔術そのもの。 磔の呪文を実践させるという。 クラッブとゴイルが闇の魔術の実践を好んで(他ではあり得ない)トップ(の成績)…というのは笑えるような笑えないような...。
それにしてもネビル、だいぶたくましくなっている様子。 想定内っていえばそういうことなのだが。
忍びの地図にはない通路の先はホグワーツ…必要の部屋だった。 この通路はいったい...?? 最初に必要の部屋に逃げ込んだのはネビル。 そこに一日半身を隠し空腹に耐え切れなくなった時に「ホッグズ・ヘッド」…食べられる場所に通じる道は現われた。 どうやら必要の部屋は食べ物を生み出すことは出来ないらしい。 しかし、DAメンバーが増えるにつれて部屋は大きくなっていったという。 そしてハリーにはどこだかわからないくらい部屋の中の様子は様変わりしていた。 ここに来て5巻のDA軍団のエピソードがグッと生きてきた感じ。 5巻の時は軍団といっても、最後の魔法省に突入したのは限られたメンバーだけだったから、5巻だけをみた場合、やや冗長な印象があった。 あれで終わりの軍団ではなかったんだなぁ...と今更。
ここで軍団メンバーせいぞろい。 フレッドとジョージにリー・ジョーダンまでとは吃驚。 …と思ったらなんとチョー・チャンも。 そりゃハリーでなくてもさらに吃驚。 映画ではマリエッタでなくチョーが密告者になってしまったけど、どーするの?…と余計なことを思ってしまった。
もちろん軍団メンバーはハリーを手伝うと申し出る。 最初は躊躇していたハリーだが一刻を争う事態に彼らの協力を得ることにする。 得た手がかりはレイブンクローの失われた diadem ...王冠でいいのかな。
ルナとハリーはレイブンクロー寮へ。 この辺にきて、やっぱりこのシリーズは学園ものでなくては、と思った。 舞台がホグワーツになってやはり生き生きとしてくる感じ。