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章タイトルから、ポッター家の親戚でも出てくるのかしらん、なんて暢気に構えていたらとんでもない。ハラハラドキドキの幕開けだった。よく考えてみれば、ポッター家の親戚があれば、おそらくとっくにわかっていたことだろうし、そんなわけはないのだ。
お馴染みの闇祓いの面々に加え、ロン、ハーマイオニー、フレッドとジョージ、ビルとフラー、マンダンガスまで勢揃い。ここで登場するのがポリジュース薬。偽のハリーで、敵の目を欺こうという作戦なのだ。移動手段は、箒にセストラル、ハグリッドの(シリウスの)バイク。ハリーはバイクのサイドカー。
しかし敵の包囲網は厳しい。早速見つかってしまい、空中の死闘。バイクはサイドカーが取れそうになったのを、ハグリッドが魔法で直そうとして(レパロ)完全に分離させてしまった。ハリーは、ウィンガーディアム・レビオーサでサイドカーを浮かせてっ急場をしのぐ。懐かしい魔法も満載。
敵はどうやら偽のハリーから本物のハリーを見つけてしまったらしい。絶体絶命なピンチをかろうじて切り抜けるが、目的地には着けるのだろうか?
ダーズリー家が出てくるといよいよドタバタの始まりという感じがする。しかし、事態は深刻。おろおろするダーズリー一家が目に浮かぶようだ。ダーズリー家は行くのか、行かないのか…、章タイトルが Departing だから最終的には行くのだろうな、とは思うのだが、しかし、生粋のマグルの彼らには理解しがたいことだろう。
しかし、なぜ、こんな中途半端な魔法をかけたのだろう。ハリーが17歳になるまで、なんて…。魔法だけでは物事は解決しない、だからこの物語が進行する。
舞台は、プリベット通りに。再度、ダンブルドアの死をつきつけられる。読者も、ハリーも。ダンブルドアについてこれまで知らなかった事実が少々...。父のこと、母のこと、兄弟のこと。
そして、またおせっかい記者リタ・スキーター登場。どんなゴシップでダンブルドアの伝記を書こうと言うのか。ハリーの悩みのタネになること必死。
手に取ったのは英国版。目次はない。章タイトルも事前予習しないのが良いことは、前作までで経験済み。パラパラと最後までめくることもせず、読み始めてみる。
何やらダークな雰囲気の幕開け。最初の登場人物は死喰い人達。パターンとしては4巻の始まりに近い?と思いながら読み進める。ヴォルデモートの巧みは着々と進んでいるようだ。闇と言えどもその陣営は決して小さくないことがうかがえる。
ハリーが17歳になると、安全に守られている魔法が解ける。それが、ハリーとハリーを守ろうとする人達にとって難問であり、ヴォルデモートにとってはチャンスなのだ。狐の狸の化かし合いのようなお互いを出し抜こうとする作戦が進んでいるようだ。さぁ、どうなるハリー?
そんな暗い話から、トンクスとルーピンが結婚したらしいニュース。喜ぶべきなのだろうが、時代は暗い。
また、前回のように、章ごとに感想を綴って行きます。コメントもどうぞ。私の読んだ章までのネタバレはOKです。
... とわがままなルールですが、ここ、見て下さる人、まだいらっしゃるのでしょうか。